MATERIAL TAGドラム機材#エフェクトシンバル
Zildjian ZXT Trashformer 10”
2016.12.01 22:17
赤いメガネ
ZildjianのTrashformer、8インチです。 トラッシュフォーマーについての説明は、 http://drummer.xipha.net/mypage/material/no0000539/ (Trashformer 14”についてのページ) に書いてありますのでそちらを参照してください。 こちらは写真を見ていただくと分かるように、ZXTロゴが入ったバージョンです。 14”の方はfxシリーズ移籍後の物なのでZXTロゴは入っていないのですが、こちらはZXTシリーズ廃止前の物なので、大きなZXTロゴが入っています。 ZXTシリーズ期の物とfxシリーズ移籍後の物で、製品としての差はありません。 ただロゴが違うだけです。笑 こちらも相変わらずグニャグニャ形状な上に不思議な紫っぽい色をしています。 これも主にスタック用としての使用が前提のシンバルですが、サイズも10”なので、スプラッシュとしての使用も問題は無いです。 ただ、通常の同サイズのスプラッシュよりは高音で、「クシャーン」という感じの軽い音がします。 確かに特徴的な音ですが、音量もスプラッシュと変わりませんし、突出して変な音というわけでもないので、違和感なくアクセントになってくれます。 ある意味普通のスプラッシュより使えるシンバルかもしれません。笑 見た目にもインパクトがありますし、シートシンバル故に値段もリーズナブルなので、興味のある方は一度試打してみる価値があると思います。
Zildjian Trashformer 14”
2016.03.18 10:42
Zildjian、fxシリーズのエフェクトシンバル、Trashformerの14インチです。 このシンバルは、有名なプログレメタルバンド、Dream Theaterの現ドラマーであるマイク・マンジーニ発案のシンバルで、Dream Theater前任ドラマーのマイク・ポートノイ（SABIANエンドーサー）が曲中でMax Staxというポートノイ発案のスタックシンバルを多用していたこともあり、ZildjianエンドーサーのマンジーニがZildjianシンバルでスタックを作るべく、主に重ねシンバルとして使用することを目的として開発されました。 素材はシートシンバルで、紫がかった独特な色に、グニャグニャした特殊な形が特徴のシンバルです。 元々はシートシンバルシリーズのZXTにラインナップされていたのですが、ZXTの廃盤に伴ってfxシリーズに移籍しました。 ZXTシリーズ時代は大きく「ZXT」のロゴが入っていたのですが、fxシリーズ移籍後は、シリーズロゴは入らず、「Trashformer」の文字だけ小さく印字されています。 写真のシンバルはfxシリーズ移籍後の製造です。 マンジーニの思惑通り、同じZildjianのOriental China Trashなどのシンバルと重ねるととてもトラッシーなサウンドになり、重ねシンバルとして一切文句の付けようがありません。 だから自分も場合によっては重ねシンバルとしても使用するのですが、基本は単体でセッティングして使用しています。 単体で叩くと、ミニチャイナに近い独特なトラッシュサウンドで、アクセントとしても、もしくはチャイナ代わりの刻み用としてもその威力を発揮します。 Zildjianエンドーサーでもトラッシュフォーマーを単体で設置しているドラマーは多く、川口千里さんなどがサイズ違いのトラッシュフォーマーを単体で並べて使用しています。 逆に言うと、普通のシンバルとは明らかに一線を画すため、ジャンルが限定されるとまでは言い切れませんが、使用できる曲やジャンルを選ぶという点も否めません。 自分の演奏に合うかは、一度現物の音を聴いて確認してみた方が良いかもしれません。 重ねシンバルを使用するドラマーや、エフェクト多用系ドラマー、刻みが欲しいドラマーにはチェックして欲しいシンバルです。
Zenn チャイナ14”
2016.03.06 11:51
サウンドハウスさんオリジナルブランド、Zennのチャイナシンバル、ZCL14です。 以前にこれの18インチについても投稿しましたが、今回は14インチです。 このチャイナ、18インチ同様値上がりはしてしまいましたが、それでも値段は手頃で、エフェクト系を増やしたいドラマーに持ってこいなシンバルです。 ですが、SABIANやZildjianなどの14インチチャイナ、いわゆる”ミニチャイナ”としての音を期待されている方からすると、ちょっと期待外れな感じになりかねないと思います。 まぁ如何せんZennなので個体差が激しいために一概には言えませんが、ほとんどの場合このチャイナは、14インチと言えど音量も音色も一般的なミニチャイナとは異なり、普通のチャイナがサイズだけダウンした感じ、と言うのが一番近いように思います。 14インチにしては十分すぎるほどの音量、そして18インチにも引けを取らないトラッシーなサウンドで、たとえ14インチだとしても、その中にはZennの中国製本場クオリティが存分に感じられます。 ですので、ミニチャイナを求めているドラマーからすると少しうるさく感じてしまう気がします。 どちらかと言うと、PAiSTe RUDEのブラストチャイナの系統ですかね。 まぁそれでもサイズが小さいためサスティンも短いので、刻みにも使えますし、相変わらず値段以上のクオリティであることは確かだと思います。 自分もライブでも使用しています。 しかしこちらも相変わらず作りは粗いので、形は歪、バリ残り有り、センターホールはセンターじゃない、しかも真円じゃない、エッジ歪み有り、というZennチャイナクオリティも健在です…(^_^;) しかも14インチだと、あの変な形状のカップ部分もサイズに比例して若干小さくなるため、18インチに比べて更にスタンドへの設置が難しくなりました← 自分の場合は、普通に設置しても蝶ネジとシンバルが接触してしまいました。 素材は18インチと同じ物のようですが、これも相変わらず材質は不明ですw まぁその様な難点は相変わらず残りますが、それでも音という観点から見たら良い意味で値段不相応なシンバルですので、気になっている方は試してみても良いのではないでしょうか？
Zildjian Z custom China 20”
2016.02.29 23:20
ZildjianのZ custom Chinaの20インチです。 Z customというか、そもそもZシリーズ自体が現在は廃盤になってしまっていますが、今も一部に根強い人気を持つシリーズです。 ZシリーズはZ3を最後に、現在ではA Zildjian HeavyとしてAジルファミリーに入ってシリーズを展開しており、Z3時代に隠れた人気を誇ったUltra Hammered Chinaなどが、今でも引き継がれています。 Z customシリーズは最近あまり中古でも見かけないように思います。 そんなZシリーズの最大の特色は、音のデカさです。 ラウドな音量で存在感を放ち、ロックやメタル系のバンドでも埋もれることなくその威力を発揮します。 そしてこのZ custom Chinaも、20インチということもあり、音量は十分あります。 しかし、ただうるさいというわけではなく、減衰が早いために周囲の音を邪魔することがありません。 見た目は、他のチャイナと比較してあまり反り返っていないように思います。 チャイナとしての存在感はあり、きちんとエフェクトシンバルとしての働きはしてくれるのですが、必要以上に目立つわけではなく「パシャンッ」という感じで綺麗に鳴ってくれます。 案外幅広いジャンルに使える印象ですね。 ツーバス踏みながらの刻みにも持ってこいです。 現在廃盤なので中古を見つけるなど以外入手する方法は無いとは思いますが、個人的には割とオススメなシンバルです。
Zenn チャイナ18”
2016.02.09 11:01
サウンドハウスさんの言わずと知れたオリジナルブランド、Zennのチャイナシンバルの18インチです。 カタログ的にはZCL18っていう型番らしいですね。 Zennのチャイナシンバルというと、ドラマー界では色々な意味で有名だと思いますが、自分もドラムを始めて、初めてのチャイナを買おうと思って色々調べている中で、嫌という程このシンバルの存在を知り、それ以来気になっていました。 「コスパが高い」という評価もとても多いシンバルですし← 自分が購入した当時は新品でも4800円くらいだったように記憶してます。 現在は7000円ほどまで値上げしちゃったんですね…… んで使ってみた感想としては、確かに「コスパが高い」という評価はとても分かる気がしました。 実際、値段以上のクオリティだとは思います。 ただ、有名大手メーカー各社のチャイナシンバルとは一線を画する物だと思いました。 材質も、シートなのかキャストなのか、はたまたそれ以外なのかさえ分かりません。 さすが中国産というか、音は銅鑼にも近いとても大袈裟な音がします笑 良い意味で汚いトラッシーさを含んだ音です。 音量も十分あります。 ただ、ライブでの使用は問題無いですが、レコーディングには向かないと思いました。 何しろマイクが拾った音だとなんだかイマイチな微妙な音になってしまったからです。 また、案の定というか何というか、形もとても歪で、そもそも18インチより少し小さかったです。 同じZennシンバルでも、チャイナ以外は作る工場が違うのか、形が歪な物は見たこと無いんですけどね……(^^;; エッジもサウンドエッジか！って突っ込みたくなるくらい波打ってます。笑 個体差も激しく、音も形状もある意味1点モノですね← そして何と言っても謎のカップ形状。 重ねシンバルなんて難しくて出来ませんw モノによってはカップの中にスタンドのフェルトが挟まってしまって抜けにくかったり……なんてこともあります。 実際自分がそうでしたが、普段PearlのウイングロックやTAMAのQC-8を使用されている方だと、それらのナットはとても使いにくく感じると思います。 加えてセンターホールが中心じゃないとこに空いてるし、そもそもセンターホールが真円じゃないので、シンバル保護チューブを傷だらけにしてしまいます笑 まぁとは言え、音は決して悪い物では無いので、ライブ使用を前提に考えられている方であれば、7000円だとしてもとてもコスパは高いと思いますw 見た目を気にされない方であれば、通常使用は一切問題無いシンバルです。 練習用としても使えますね。
SABIAN PRO China Splash 8”
2016.02.05 23:03
SABIANのPROシリーズのチャイナスプラッシュ、8インチです。 PROシリーズは現在とっくに廃盤になっていながら、RROシリーズのチャイナやスプラッシュなどのエフェクトシンバルは未だに人気があるシートシンバルのシリーズです。 プロでも使用されている方が何人もいらっしゃるみたいですし。 現在はB8 PROっていうシリーズが出回ってますが、当時のPROシリーズとは別物といった感じで、B8シリーズに近い印象です。 形としては、有名なAAシリーズのチャイナスプラッシュとほぼ同じです。 音は、シートとキャストの違いがあるので、もちろんAAとは全くの別物です。 また、チャイナスプラッシュと言うだけあって、普通のスプラッシュとも全く異なる音です。 シンプルで澄んだ「カシャン」といった感じの音で、8インチという事もあり、普通に聴こえはしますが決して音量は大きくないです。 また、特徴的な音なので、埋もれることは無いけど目立ち過ぎるわけでも無いといった感じです。 普通のスプラッシュのように使用しても何ら問題は無い印象です。 ただ少し普通のスプラッシュよりはハイピッチですかね。 ちょっと涼しげな音ですw 個人的には気に入った音のため、普通の10インチスプラッシュと並べて使用しています。 自分も中古で格安で手に入れましたし、現在は中古でしか手に入らないと思われますが、相場価格も高いわけではないので、割と安くて使えるシンバルだと思います。
Zildjian Oriental China Trash 22”
2016.02.04 12:55
Zildjianのfxシリーズの超有名チャイナシリーズ、Oriental China Trashの22インチです。 現在のラインナップでは20インチまでしか存在せず、22インチは廃盤となっています。 そもそも現在、日本での正規ラインナップで22インチを設定してるメーカーってあるんですかね……？ 自分はツインチャイナセッティングの実現のため、そして割れた時の予備の意味も込めて、先日中古で販売されていたものを購入したので、現在2枚保有しています。 このサイズは、プロではそうる透氏などが使用していたように記憶しています。 チャイナというと主流が18インチ、ラウドなバンドで20インチだと思うので、22インチとなるとなかなか大きいです。 その分、高く掲げた時の見た目のインパクトもあります。 そして音ですが、2枚ともオリエンタルチャイナらしさのある音はします。 ですが、やはりサイズもこれだけ大きいので音量も大きく、弱めに叩くと銅鑼を思わせるような音がします笑 しかしロック系の曲でキメに叩くと最高にハマる音がします。 ただ、個体差と言ってしまえばそれまでなのですが、所有する2枚とも厚みが異なり、音も高低差がありますが。 音量が大きいので連打には向きませんが、音自体は主張し過ぎるわけではないので、キメには持ってこいです。 ただ、普通のものではないので、ジャンルを選ぶのも事実です。 自分としては音量も音質も見た目も気に入っているので、これからもガンガン使っていきます。
Zildjian ZXT Total China 20”
2016.01.29 01:14
ZildjianのZXT Total Chinaの20インチです。 ZXTシリーズというのは、現在は廃盤になってしまったシートシンバルのシリーズです。 現在残っている、ZBTとZHTの間に位置するグレードのシリーズでした。 また、このTotal Chinaも廃盤までの数年間は18インチしかラインナップに無かったため、そういった意味ではこの20インチも現在は珍しいものだと思います。 ちなみにTotalという名前の意味は不明です笑 知ってる方がいらっしゃいましたら、是非教えてくださいw んでこのシンバル、グレードとしては決して高くないですが、エフェクトシンバルとしてはシートシンバルであることが大いに活かされたシンバルだと思います。 シートシンバルなので、叩くと素直な「パシャーン！」という音がするのですが、これがキャストシンバルでは出せないチープ感を兼ね備えており、エフェクトとして十分に活躍してくれます。 音は丸っきり違いますが、同じシートシンバルのグレードであるSABIANのPROシリーズのチャイナを好んで愛用するドラマーさん達に通ずるものがあると思います笑 自分も最初は安さを理由にコイツを買ったのですが、いざ使ってみるとキャストには無いシートならではの音に惹かれ、価格・期待以上の活躍をしてくれてます。 20インチというサイズも、音量面でキャストに劣る部分をフォローしているので、キャストシンバルの中で使用しても何ら問題ありません。 現在ではなかなか入手することが難しいシンバルなのでレビューとしての参考にはならないと思いますが、自分としては価格以上に気に入っているシンバルです。
Zildjian fx Oriental China Trash 18”
2016.01.29 00:54
Zildjianの言わずと知れた名チャイナシンバル、Oriental China Trashの18インチです。 シリーズはfxになります。 オリエンタルの18インチというと、数多くのドラマーが所有する超スタンダードなチャイナシンバルだと思います。 自分もその流れに漏れず、高校1年生の時に初めて買ったチャイナです笑 所有されてらっしゃる方も、実物の音を聴いたことある方も多数いらっしゃると思いますので、今さら説明するまでも無いとは思います。 Orientalという名称の通り、他のチャイナと比較して「カーン」という感じの音が強いです。 「パシャーン」という感じで鳴るチャイナが多いのに対して、どちらかと言うと「ガシャーン」に近い音なのではないでしょうか？笑 そのような特徴的な音のため、その分チャイナというか、エフェクトとしての存在感は大きくあります。 ツーバス踏みながらの連打なんかに持ってこいですね。 ロック、パンク、メタルのような激しい感じの音楽によく合います。 自分はライド横に低く水平にセッティングして刻み用に使用していますが、メインチャイナとしても十分に使えます。 これからチャイナを買おうかな、という方も、既にチャイナを持っている方も、是非今後の候補に入れて欲しい1枚です。